当院の特徴について
当院は当院は昭和61年以来、浅草にて「下町のかかりつけ医」として診療を行ってきております。他のクリニックと大きく違うところは、- 小さなクリニックとしては「診療科の多さ」
- 総合内科専門医が院内専門医と連携をとって診療
- ほとんどの診療・診断に必要な検査が実施可能
- 予防と医療の一貫した診療
当院は内科や呼吸器科、消化器科などの診療科目を標榜しておりますが、決して一人の医師が多くの診療科を担当している訳ではありません。
院長・副院長が中心となって、必要に応じてクリニック内の各科専門医と連携して診療を行っております。
以下に、当院の診療の流れ・特徴等をご紹介させて頂きます。
診察について
初診の方(初めて受診される方)や定期的に通院されている方は、院長・副院長が診療を担当します。院長は日本臨床内科医会専門医、副院長は日本内科学会総合内科専門医を取得しており、総合内科(内科の病気に限らず、ほとんどの病気の対応をする科)の知識をもって診療を行っております。多くの病気は総合内科で検査・治療が可能ですので院長・副院長が担当しますが、場合によってはそれぞれの専門医による診察・治療が必要となってきます。そのような場合は、当院の専門医が診療を担当させて頂きます。
専門医による診療
総合内科での診療にて専門医による診察が必要とされた場合には、各専門医の外来を予約させて頂きます。各科の専門医は、大学病院の理事、教授、准教授、講師です。胃内視鏡を担当する医師も講師以上の医師が担当します。
専門医による診療にて診断・治療方針を決定したあとは、そのまま当院で専門医による治療を継続したり、安定した場合には総合内科にて治療を継続します。
CTやMRI、その他の画像検査以外の多くの検査は、当院で行うことができますので、患者さんは他の病院に行くことなく、ほとんどすべてを当院で専門的な治療を受けることができます。
専門医の診療で更なる精密検査が必要となった場合には、大学病院・総合病院で精密検査を行います。専門医の出身の病院に紹介される場合は、クリニックで担当した専門医が大学病院・総合病院で担当させて頂きますので、大学病院・総合病院でもクリニックと一貫した治療を受けることができるため、患者さんにとっても安心して医療を受けることができます。
大学病院・総合病院で検査・治療が終了した場合や退院した後、クリニックでの治療の継続でよい、と判断された場合には、大病院で担当した当院の専門医がそのままクリニックで治療を担当することもできます。このような体制は他のクリニック・病院ではありません。患者さんにとっては知っている医師の診療となりますので、非常に安心ではないかと思います。
専門外来について
専門外来は全て予約制です。総合内科医による診察の際に予約を取らせて頂きます。完全予約制ではありますが、予約時間通りに診療が進まない可能性がございますので、予めご了承下さい。浅草クリニックが考えていること
年齢とともにいろいろな病気が出てくるのは、ある意味仕方がないことかもしれません。重要なことは、病気がでてきても「早期発見・早期治療」を行うことです。現在の医療の実情としては、病院に通院していたり、健診を受けたりして精密検査が必要となった場合は、「心臓の病気はA総合病院」「胃の精密検査はB大学病院」「糖尿病の専門治療はC病院」・・・となってしまい、患者さんによってはそれぞれの病気の治療のために3~4ものの病院を通院しなくてはならない、という状況になってしまいます。
我われはこのような状況は患者さんにとっても不便ではないか?、またそれぞれの病気を診療している医療者側としても担当している病気以外の病状の経過を詳しく知ることができないので困るのではないかと考えました。
患者さんにとっても、そして医療者側にとっても良い医療を受ける・提供するためには、一つの医療機関である程度のレベルまで検査・治療を受けられるようになれば、非常に良い医療を提供できるのではないかと考え、現在のシステムを構築しています。
予防と医療の一貫したサポート体制をとることで、病気があっても早期診断・治療ができる体制をとっています。
病気も診て、人も診る
近年の医療を見てますと、医療者側の専門性に特化した体制になってきております。つまり、血圧を診る医者、胃腸を診る医者、脳を診る医者と専門性が分かれ、「ひとつの体」を総合的に診れる医者は少なくなりつつあります。当院が「下町のかかりつけ医」として貢献するためには、治療を必要とする病気のお話しだけではなく、患者さんのリスクに合わせて全身をチェックするための検査も必要と考え、提案させて頂いてます。。例えば、風邪でかかられた小さなお子さんには予防接種のお話をしたり、皮膚の病気でかかられた女性には子宮頸がんやマンモグラフィーなどの検査の必要性についてや、40歳以上の患者さんには胸部レントゲンや胃カメラなどでがんのチェックの必要性などをお話しすることもあります。
これは当院が病気だけ診ていてもいけない、一つの体の中で起こりうる病気の可能性を前もって予期し、もし病気があれば早めに検査・治療が必要であるという、「予防医学の概念」を通常の診療にも取り入れているためです。
受診された方の中には”風邪でかかったのに、何で胃の検査?”などと思われる方もいらっしゃると思いますが、当院がこのような考えで診療を行っていることをご理解頂ければ幸いです。
院内スタッフが最新の医療について定期的に勉強しています
医療の進歩はまさに日進月歩で、数年前までは標準的な治療法であったのが、今となっては過去の古い治療法となってしまうことが多々あります。また、お薬も次々と発売され新しい検査法も多く開発されています。医療者としては過去の知識だけで診療していても、患者さんに最新の最適な治療を提供することはできません。
浅草クリニックでは、定期的に院内勉強会を開催し、院内スタッフ全員が病気のことや薬のこと、検査などについての最新の知識を学ぶことができるような勉強会を開催しています。
医師は定期的に勉強会に参加して、最新の知識の取得に励んでおります。非常勤医師の中には、医師向けの勉強会の講師として教育している先生もいます。院内勉強会・医師が参加した勉強会については、ホームページで公表しておりますので、ご覧下さい。